2014年5月5日月曜日

白糸の滝・やまめ祭り



   福岡で毎年5月3・4日に開催されるお祭りといえばご存知、博多どんたく。
 今年も演舞台から演舞台へとかけまわってみたり、さらには糸島PR隊&いとゴンを追いかけ明治通りを慌ただしく激走してみたり、「どんたくってそういうお祭り?」と聞かれたら答えに窮してしまうが「これが楽しいんですよ」と言うほかない。そして僕はこう続けるだろう。
 「お祭りはその二日間で終わりじゃないんです。次の日には・・・」
 
 あんまり疲れてると逆に眠れない、ってやつで夜3時ぐらいにようやく寝ついて朝7時半起床。もちろん体力回復なんかしてるはずない。ただ意識のない数時間をすごしただけだ。もっと寝てたい。切に、切に、もっと寝てたい。も〜っと寝てたいのにこんなに朝早く起きねばならなかったその理由とは、糸島・白糸の滝まで「やまめ祭り」(もちろん糸島PR隊 Lovit's!が出演)を観にいくために他ならない。
 ああ、福岡よ。お祭りだらけでうれしいね。
 行ったことないけど「やまめ祭り」とは、毎年ゴールデンウィークに白糸の滝で催されているお祭りで、文字通り滝の渓流の堰きに放たれたヤマメを釣り堀感覚で釣って楽しむものらしい。水が落ちる音に耳を傾けながら、清流にしか住めないといわれるヤマメを釣って、食べて、美味しいの三拍子がそろい踏みだ。
 想像するだけで行楽にはもってこいのレジャーイベントだとわかる。

 眠いまま9時ちょっと過ぎに白糸の滝、到着。
 車を降りてまず思ったのは「・・・寒い!」

 この日の天気予報は「曇り、ときおり小雨」。
 白糸の滝は羽金山の中腹・標高530m地点の場所にあるので国際標準大気の定義〜標高が100m高くなるごとに0.6℃下げましょう〜に照らしあわせれば、ここは下界より3℃も寒いことになる。
 なによりまず、吐く息が白いのに驚いた。薄着で着てしまったことをひどく後悔するが、しかし眠気は一瞬で吹きとんでったので結果オーライとしたい。意地でもプラスに考えたい。

   やまめ祭り(入り口の看板には「ヤマメの釣り祭り」、ポスターには「やまめ釣りまつり」とあってどちらに倣えばいいか少し迷うが、ここはLovit's!メンバーの呼び方に従って「やまめ祭り」を採用する)そのものの開始時間は午前9時より、となっていたが、海釣りでもあるまいし、そんなに早くから釣り糸を垂らしている物好きさんは数えるほどもいない。
 それでも白い息を吐き吐きしながらヤマメを釣る人々を眺め、 「ようやるわ」と正直呆れてしまうところもあったが、ステージ近くのベンチに腰かけ、何をするでもなく白い息を吐き吐きしながらLovit's!さんたちの到着をポツネンと待ち続ける自分の姿も、後から来た人々にとって「ようやるわ」以外ナニモノでもなかっただろう。
 まあ「好き」ってそういうものだよな。
 それにしても、朝の白糸の滝に漂う凛とした空気はかなり心洗われるものがあった。

 あまりに寒いので温かいお茶を求めんと売店へ。
 自販機が確か外に・・・あったあった。えーと。あー・・・。
 「つめたーい」しかない!
 困りながらキョロキョロ辺りを見渡してみると、併設されている食堂「四季の茶屋」のみやげものコーナー隅に「ご自由にお飲みください」と書かれた給茶機を発見。
 中身は・・・おお、温かいやつだ!ありがてえありがてえ、ごくごく。
 「ご自由に」に甘えて3杯ほどおかわりしてしまったので、売店にあったいとゴンのフェルト人形を購入し、ひっそり対価を払った心づもりになってみる。
 カバンにつるすと、糸島にまた一歩近づいた気がした。

   売店の壁に貼られたやまめ祭りのポスターを改めてよく見ると、本日開催されるLovit's!のステージに「ゴールデン・ライブ」のタイトルが冠されていることに気づいた。
 おおお、ゴールデン・ライブ
 なんと(イイ意味で)時代錯誤でラグジュアリーで甘美なるネーミングだろう。テイストとしてシックリくるのは、

 布施明 ゴールデン・ライブ
 尾崎紀世彦 ゴールデン・ライブ
 越路吹雪 ゴールデン・ライブ

 あたりの格だが、このデラックスな領域に、遂に我らが糸島PR隊も踏み込もうというのか。
 もういちど言おう。
 
 ゴールデン・ライブ

 陶酔と感動と高揚を約束するこの言葉。
 期待はいやがおうにも膨らむ。ポスターのまえでこぶしをグッと握り、しばしの武者震いに身を委ねる。果たしてこんな弛んだ格好で着て良かったのだろうか。いったん家に戻ってフォーマルな装いに着替えてこようか。
 だって「糸島PR隊Lovit's! ゴールデン・ライブ」なんだぜ。
 もう、そのまま実況録音盤(LP)もだせそうじゃないか。仰々しい「←STEREO→」のロゴがふんぞりかえったレコード帯には「これぞ決定盤!」の文字がガツンと踊っていることだろう。
 よくよく見たら、「糸島アイドルPR隊Lovit's! ゴールデン・ライブ」になっていたが、瑣末なナニは見ないふりをする。それがオトナってものだ。

 9時半をやや過ぎた頃、Lovit's!メンバー及びスタッフさんたちが駐車場のほうからザッザッとやって来るのがみえた。・・・ああ、もうだめだ。
 そこにはメンバー自らがスピーカー等の機材をえっちらおっちら抱えて歩く、衝撃的なまでにハードウォーミングな光景があった。
 「ゴールデン・ライブ」の言葉がもたらす先入観で、機材運搬等の雑事は全てボーヤまかせ、メンバーひとりひとりにスタイリスト、メイク、ペットボトルさしだし係がつき、目配せひとつで「お肩をおもみします」みたいなシチュエーションを夢想しちゃっていたので、そんな虚像を一瞬で吹き飛ばすこのピュアな情景に、あえなく開演前からノックダウンを喫する。
 身体だけはかろうじて直立したまま、目の前を過ぎるメンバー&スタッフの皆さんにコクッコクッとデクノボーのごとき会釈を繰り返していたが、アストラル体の自分はすでに地面に倒れ伏していた。

 純朴なる糸島アイドルPR隊のクリーンかつドリーミーな振るまいはこれだけにとどまらず、機材を運び終えるやすぐにデッキブラシをどこからか持ちだし、今日のステージとなるウッドデッキをゴッシゴッシと掃除しはじめたではないか。
 たしかに前夜〜朝方にかけて降った雨でビシャビシャになってるから、このままの状態で踊ったりすると転倒の危険性がある。・・・しかしこのゴッシゴッシにはそんな「致し方なし」みたいな現実的理由を遥かに超越するファンタジーが介在していた。
 ああ、エモい!Lovit's!エモいよ!もう「ゴールデン準備」だよ!
 パシャリ、パシャリとその姿をカメラにおさめながら「若い娘さんたちがこんなに頑張ってるのに俺の野次馬っぷりはなんだ」的罪悪感に苛まれる。このまま滝に飛び込んでしまおうか。いや、それはゴールデンライブを観たあとで!


 掃除を終えたLovit's!は休む間もなくうちあわせタイムに移行。日々のレッスン&話しあいから産まれたアイデアの結晶と思わしき持参のノートをめくりながら、メンバーたちがあれこれ相談をかさねている。
 そんなマジメな場であったが、あいまあいまに天から降りそそぐナゾの落下物に怯え騒ぐヒトコマなんかもみれたりして、やっぱ白糸ステージといえばこれだよな。
 まさに「ゴールデン・リハーサル」だった。

   「ゴールデン・ライブ」の開演がもう間もなく、というところまで迫る。
 しかし、その名が連想させるハデハデな仕掛け(スモーク噴射装置、紙吹雪発射装置、メンバーを空中に吊すワイヤー)などは勿論ひとつも設営されず、装飾といえばスピーカーのしたに「糸島PR隊 Lovit's!」と書かれたペラが一枚あるのみ。
 しかし、この風にたなびく頼りない一枚に、ゴールデンの核となる千金の輝きが宿っているのだ。
 このペラと滝の音、木々草々の緑、メンバーが持参した機材以外にどんなゴールデン舞台装置を望もう。
 あれがいないって?今日もいるよ、いとゴン。

 11時。
 本日のマスター・オブ・セレモニーだろうか。なんともラフな格好のおじさんが登場し「糸島PR隊Lovit's!の皆さんといとゴンに来て頂いておりますので、しばらくのあいだ、Lovit's!のうたとおどりを楽しんでください」と、なんだか去年の「滝開き」をホーフツとさせる素朴な名調子で「ゴールデン・ライブ」の開幕を告げた。

 おじさんが袖に引っ込むのと入れかわりで「今からLovit's!のステージが始まるよ!」と、恒例の元気なかけ声があたりに響き渡る。
 うーん、素晴らしい。ゴールデンかけ声

 一曲目は「Magic Island」。どの地で聴いても素晴らしい大名曲だが、ザ・糸島の名勝で聴く「Magic Island」ほど格別なものはない。思いおこせば初めてLovit's!を観たのもここだった(2013年の滝開き)。
 去年のどんたく記事を読み返すと、一応やまめ祭りに行く予定はあったらしいが結局「バテたから休む」と書き残し寝ている。おれのばかーっ!滝に打たれてこい!

 自己紹介コーナー。法事で「糸島わいわいフェスタ」(4月20日)に行けなかったので、あみちゃんのリーダー姿をみるのは今日が初めて。受験生(中学三年生)になったなるなるが独自の受験必勝法〜「そのいち:いちごをみる」「そのに:いちごを買う」「そのさん:いちごを食べる」〜を教えてくれた。よくわからないが、個人的には志望校の校長にかけあって特待生として迎えるよう強要したいレヴェルの論説だった。
 ひととおり自己紹介がおわると、れなちゃんから「福岡からメジャーデビューされたLinQさんの曲を3曲続けてお聴きください」。

    LinQナンバー三連発の一発目はあみちゃん、さとみちゃん、なるなる、 れなちゃんで「for you」。
 ピンクのパーカーを着た中学生メンバーと、黒いパーカーの高校生メンバーがシンメトリーになって歌い踊るからビジュアル的にも惹きつけられる。
 全員でマイクをもっているところがまたゴールデン感ものすごい。

 続いてあさきちゃん、あみなちゃん、あんぬちゃん、ひびきちゃんが登壇し、こちらもまた全員マイクで「なう。」。
 メンバーの雰囲気(というか、背丈)がある基準において均一だったのは、これはひょっとしてそういうモノサシでユニットを組んでいたのだろうか。
 さすがゴールデン、グッド・アイデアがつまりまくりじゃないか。
 三連発の最後は「Shining Star」。
 「なう。」チームが初めを歌い、また「for you」メンバーにマイクを返すゴールデン演出。いやいや冗談抜きでほんとに凄いぞ、今日のゴールデン・ライブ
 山奥だけで展開されるにはちょっとmottainai気もする、ひたすら素晴らしいステージに感嘆していると、ソデに捌けたハズのひびきちゃん、あんぬちゃんがステージ真後ろの湧水スポット?に呑気に水を汲みにいく姿が堂々と視界に飛び込んできた。そんな長閑な光景もまた白糸ならでは。白糸のみ。

   見せ場たっぷりのLinQ三連発が終わると、あんぬちゃんの呼びかけで「緑のアイドル」「みんなが大好きなあのこ」a.k.a.「いーとゴーン!」がのこのこ登壇。
 昨日のどんたくパレードに続いていとゴンもごくろうなことである。
 ごんごんごんごんごーんごんごん!と、みんなで気前良く「いとゴンのシマ」を披露してくださいました。

 あみなちゃんの「午後からもLovit's!が出演しますので観にきてくださいねー!」で第一部はつつがなく終了。
 退場BGMの「Magic Island」にあわせて、一緒に揺れながらステージを降りていくれなちゃん&いとゴンの姿にまたまたノックアウトを喫する。おれに画力があればこれを着想に童話を書くのに!

 しかし。
 めっぽう楽しい第一部ではあったが、冷静になってみると「どのへんが『ゴールデン』だったのか」というひっかかりが残った。
 いや、いつだってLovit's!は最高で、いつだってLovit's!は素晴らしいステージをみせてくれるから、これは決して文句ではない。文句ではないのだが、つまりこれがゴールデンだとしたら彼女たちが歌い踊るイベント全てに『ゴールデン・ライブ』を冠していいことにならないか。
 確かに、各所各所に素晴らしいアイデアがちりばめられてはいた。しかしセットリストは5曲(しかも「いとくると」がなかった!)で、時間も総じて約30分。
 この条件だけみると、いわゆる定期公演外でみられる「素晴らしいLovit's!公演」のひとつでしかない(繰り返すけど、決してディスってるわけじゃないっす!)。
 「ゴールデン・ライブ」の名前に期待しすぎたところがあったのだろうか。あとちょっと、あとひとこえ「ゴールデン!」と唸らされるような一発を喰らいたいところがあった。
 それにしても名称ひとつでこんなにひっかかるんだから俺のヘンクツこそまずくたばりやがれだろう。
 よし、滝に・・・。

  いつのまにかステージに物販用テーブルが置かれ、そのうえにファースト・シングル「Magic Island」(1500円・おすすめ)、4月の定期公演からグッズにくわわったハーブ・フレグランス〜糸島のハーブガーデン「プティール倶楽部 伊都国」にてメンバーの皆さんが調合〜、その名も「Magic Island」(1200円・おすすめ)に、比較的お求めやすいアイテムのポスター(500円・おすすめ)が並べられる。
 CDとフレグランスはすでに持っているのでポスターを一枚購入。

 いとゴンさんはステージ中央で子供相手に撮影会のまっただなか。
 お手透きの時間を利用してなるなると一緒に踊っちゃったりして、これもまた童話化決定だ。

 2部まで1時間ほどあるが、とくにやることもないのでポツネンとしている・・・のもなんなんで「そうめんちり(糸島名物:地鶏と野菜、豆腐などを甘辛く煮て、温かいそうめんと一緒に食べる。ゆずごしょうが隠し味。おすすめ)を頂きに、さきほどお茶を頂いた「四季の茶屋」の暖簾をくぐる。
 「白糸の滝にきたらそうめんちり」は「太宰府にきたら梅ヶ枝餅」ぐらい常識なのだ。くださーい。

   つるりつるりとそうめんをすすっていると、メンバーの誰かがうどんを頼んだのか、店員さんから 「糸島小麦粉100%でつくられています」レクチャーを受け、しきりに相づちをうっている様子がどこからかフンワリ聞こえてきた。
 さすがPR隊、ここで得た情報をまたどこかでしっかり活かしてほしい。

   糸島グルメグランプリ歴戦の覇者(2011年、2012年優勝)、そうめんちりを気前良く食べ終え、あらためて外へ。
 空がいつのまにか晴れており、ここでも「Magic Island」の"聴くてるてる坊主"効果を思い知らされる。

 午後1時。
 待ってましたの第二部が景気のいい「またまたーLovit's!のステージが始まるよー!エル・オー・ブイ・イーいとしまラビーッツ!」のかけごえ(BY 勿論なるなる)でスタート。
 「またまた」だよ。
 「またまた」がこんなステキな日本語だとは思いもしなかったよ。

 第一部でやらなかった「いとくると」を今回はしょっぱなからドロップ、ああ、素晴らしい。素晴らしい。糸島、白糸、どこまでも素晴らしい。先ほど食べたそうめんちりがアルコールもなしに酔わせてくれる。

 MCコーナー。
 リーダー・あみちゃんより「皆さん、ヤマメ釣れてますか~」の問いかけが黙して糸を垂らす釣りビットたちの頭上へ投げかけられる。しかし皆さん、イトシマワールドフィッシングに懸命でそれどころじゃないらしく、全くレスポンスが返ってこない。
 メンバーが機転を利かせ「い、いえーい」と自己処理し、なんとか事なきを得た。
 素晴らしい助けあい精神をみせてもらったが、それはそれでなんだか寂しい感じもあるので、来年は釣り人としてあのなかに潜伏し、いつでも「イェーイ!」と返事できるよう準備しておきたい。

    から、一部の流れをなぞるように「LinQさんの曲を三曲続けて」。
 さっきとおなじセットリストで攻めて来るかと思いきや、まずは「カロリーなんて」を投下。
 そして一部とは逆に、まずあさきちゃん、あみなちゃん、あんぬちゃん、ひびきちゃんのミニラビメンバーがステージに展開する。
 途中、外野席から「♪め~ざす、体型~」でさとみちゃんが、「♪お~とす、体重~」でれなちゃんが乱入してくるなど、ここでも初めて目の当たりにするかわいい演出が大炸裂した。
 さっきはあんなこと言っちゃったけど、やっぱりゴールデンの香り(35種類のスパイス配合)するねえ。
 アウトロではなるなるとあみちゃんが入ってドン!

 続いては「全力Everyday」 (LinQメジャーデビューシングル「チャイムが終われば」のカップリング)。
 Lovit's!ライブではおそらく初おひろめとなるナンバーで、LinQのことを全く知らない僕はこのコアな選曲にアレッ?エッ?とただただ虚を突かれてしまったが、同行した元LinQヲタ氏の熱狂たるや相当なもので(目元をぬぐっているのがみえた)、"元"をこれだけ昂らせるわけだからそれはもうグレートな選曲だったのだろう。
 うーん、ゴールデン

    LinQさん三連発のしんがりは「ゴーイング マイ ウェイ!」。
 さて、お気づきだろうか。
 今のところ第一部と全く選曲が被ってないのだ。
 ということは。
 と、いうことは。

 この「ゴールデン・ライブ」、一部/二部で分けず、これをひとかたまりの公演と考えよ、ということではないか。
 そうなるとハナシは全然違ってくる。
 これならどこからみても完全無欠の「ゴールデン・ライブ」だ。

 MCコーナー。
 なるなるより「うえのおしょくじどころで糸島の小麦を使ったおうどんを食べまして~」とのお昼ご飯報告がなされた。
 さっき「さすがPR隊、ここで得た情報をまたどこかでしっかり活かしてほしい」と書いたばかりなのに、おうどんの消化にも負けぬスピードでもう情報が活かされている。通信社顔負けのスピード、さすが糸島最強のスポークスマンだ。
 個人的には「おしょくじどころ」の言い回しにグッときたね!

 まだまだゴールデンは止まらない。
 「さらにLinQさんの曲を2曲続けて」宣言から、まずは「チャイムが終われば」。やっぱりノー・ダブリだ。ゴールデンだ。ゴールデン
 ゴールデンどころかゴールドラッシュ状態のLovit's!ライブにアツくなりすぎ、まかされていたビデオの撮影をうっかり一瞬停めるという、初めての大失態を犯してしまう(終演後ひらにひらに謝罪)。滝に入ります! 
 ゴールデン・ライブの大トリはこれまたLinQゆずりのおまつりアンセム「祭りの夜 ~君を好きになった日~」。すでに昨日の記憶へと去りつつあった「博多どんたく港〜♪」が一瞬フラッシュバックするが、そこで「それより、やまめ祭りだよな」と独り言ちてしまう非・糸島市民の自分がいた。なんなんだお前は。

 終演の挨拶後、すぐさまなるなるがマイク片手に「いまから~」とぶっぱなしたので「なんだなんだ」とアワアワするも、それに続くは「CDの発売を開始しま~す!」の告知。ぎゃふん!見事なフェイント!でも、たしかに物販は大事!

 というわけで、今日のセットリストを一部・二部連結してまとめてみると、

01.Magic Island
02.for you
03.なう。
04.Shining Star
 05.いとゴンのシマ
07.いとくると
08.カロリーなんて
09.全力Everyday
10.ゴーイング マイ ウェイ!
11.チャイムが終われば
12.祭りの夜 ~君を好きになった日~

 確かにこれは「ゴールデンライブ」でマチガイナイ。さっき疑ってぶうぶういってた奴はあとから滝に沈めておきます。
 一部と二部のあいだに挟まれた空き時間もインターミッション~いとしまグルメをご堪能あれ!タイム~だと考えれば親切極まりない設計じゃないか。
 ありがたいことだ。Lovit's!、今日もありがとう!どこまでもありがとう!

 物販にはいとゴンも参加。
 よくよくその姿をみたら「祭りの夜」でメンバーが着ていたピンクのはっぴをまとっており、どうやって着たのだろうか、ものすごくビックリする。これは糸島七不思議のひとつに加えたい。
 こういう姿をみると、いとゴンは「もうひとり(いや、一匹というべきか)のLovit's!」なのだなァとあらためて思う。
 思っていたらメンバーに稚気というにはあまりに大胆なスカートめくり攻撃をはじめたんで、とりけし。
 一緒に滝に打たれよっか。
(初出:7月3日、4日配信)