2014年10月19日日曜日

商工会スタジアム2014


 商工会スタジアムとはなにか。
 ・・・基本的に"商工会"が如何なるものかわかってないので、おそらくその地域の商業や工業に携わる方々のよりあいみたいなものだろう、と推測するが、そこに"スタジアム"がくっつくとまたハナシが違ってくる。
 "スタジアム"が意味するのは屋外競技の展覧場、ならばそこで繰り広げられるのは競いあいだ。
 そうなると見えてくるのは数多のお店がそれぞれのチームを作ってくりひろげる大運動会。晴天にパン!とピストルが鳴れば各お店屋さんがエプロン姿でゴールを目指して猛ダッシュ!そんな暖かい光景の裏には「おのれ、グルメグランプリではしてやられたが走りでは負けないぞ!」みたいな水面下の戦いもあったりして・・・なんてなことを考えながら会場の志摩中央公園に足を踏み入れると、まず鼻をくすぐってきたのはどこからともなく漂うとてもおいしそうな香り。
 誘われるようにプロムナードに吸い込まれると、そこにはグルメグランプリ・ファイナリスト常連になりつつある「まんまるカレー」さん、フライドチキン「ももちゃん」で昨年度の優勝を果たした「伊都ホットサンド笑顔」さん、ルチャ指向で有名な「ラーメン笑喜屋」さん、地図屋時代はお世話になりました「ひなたうどん」さんなどなど、糸島を代表する人気飲食店の屋台がズラリと軒を連ねていた。
 ということはつまり、そういうお祭りなのかしら。

 頂いたチラシには「糸島一気喰い!!」の文字が勢いよく踊り、その背景ではドンブリに入った糸島市が今まさに箸で持ちあげられんとしている。
 糸島市、どのへんから一気喰いするといいだろう。引津あたりの食べやすそうな地形からポリポリいくのがベターな気がするが、男っぷりを考えればまず半島部分をむしゃり、続いて福吉〜深江あたりをぺろりとかたづけ、最後にえいやっと内陸部を喉につめこむのが格好いいんじゃなかろうか。なんだよ男っぷりって。
 で、前述のとおりの飲食店諸々にそれ以外の商店さん、あわせて「約40のブース」に隣接する可也公民館・糸島市健康福祉センター「ふれあい」で催される「11つの体験セミナー」をひっくるめて、これが「商工会スタジアム」。
 今年で7回目となるらしいこのイベント、コンセプトを鑑みれば「商工会博覧会」でもイイような気がするが、そこはやっぱり「スタジアム」だ。腕ずくで糸島の魅力を叩きこんでくるような、そんなアツい闘志がブースのあちこちから食欲を刺激するたまらない香りとともに発せられていた。
 
    めあてのLovit's!ステージは12時30分から。
 なんだけど、今日も今日とて1時間30分あまり早く現地に到着しちゃったもんだから、テントのなかでとりあえずバテる。
 昨日の平原王墓祭りも今日とおなじような晴れ模様であったが、まだ涼しい風が吹いていたのでそれにずいぶん助けられた。
 だが本日はどうだ。
 お日柄が良いのはいいとして、あまり風はなく、どこまでも抜けるような秋晴れの下、ただただ暑い。

 せっかくだからなにか食べこまそうかしら、と思いたつも、10時ぐらいに朝ご飯を食べたばっかりなので「1時間後にお昼はないよなァ」。
 ここはこらえて、がまんがまん・・・といきたかったが誘惑に勝てず、間食代わりに玉子サラダパン(お店の名前失念。おいしかったです!)をペロリ頂いてしまい、そのせいでお昼ご飯に対する熱意をごっそり失ってしまった。
 これは完全にハプニングだ。
 やってもうた。

 ・・・とりあえず、そのくやしさをバネに、九大の学生さんたちが造ったいきなり団子や、糸島だんご本舗さんで草餅など、家で食べるようのおみやげを購入。
 アンケートに答えたところミツル醤油さんの甘酒と牧のうどん謹製袋麺まで頂いてしまい、なんともうれしいかぎり、ありがたいかぎりであります。
 おそるべきことに、ぜんぶおいしかったです。

 そうこうしてるうちにいとゴンが出現、会場を徘徊し始めたので、ブラブラとそのあとをついてって写真を撮ったり、ただただボヤンと動向を観察したり。
 上の写真は糸島だんご本舗さんの「いとゴン饅頭」を、モデルのいとゴンその人?その獣?が自らPRしている貴重なショットで、ハナシのタネに「俺も"あとで"買ってみるかァ」と余裕こいていたら、直後、あっという間に売り切れてしまった。無念。
 このいとゴン饅頭もまたかなりおいしいらしいのでいつか必ず食べてみたい。

 いとゴンといえば、この日はタカクラホテル・舟木慧シェフ(全日本司厨士協会西日本支部料理コンクール・第一位)による糸島食材を使ったキュイジーヌ・・・ではなく「氷の彫刻の作成」コーナーなるものもまた企画されており、うら若き女性料理人がチェーンソーで氷柱をバリバリ削る、なかなか観れない光景がサブステージで展開されていたのだが、なにを造るかあらかじめ告知されてなかったもんだからテキトーに「いとゴンだったら面白いのに〜」とかくっちゃっべていたら、ホントにみるみるうち氷柱がいとゴン化していったので驚いた。人間に不可能はないのだなあ。
 ただ残念なのはその完成を待たずして、氷柱よりも"暑さに弱い"いとゴン御本人が帰ってしまったことで、2匹のツーショットが撮れなかったのはなんとも心残り。

    で、12時30分。
 司会のおねえさんが投げかける「糸島市のアイドルグループといえば?」「(客席)らびっつ!」のコール&レスポンスをマエフリに、我らがいとしまPR隊Lovit's!が今日もまた元気よくステージに登場。
 おおお、フルメンバーじゃないか。
 総勢10名のメンバーがステージいっぱいにひろがり・・・舞台がけっこう高いので、下からみてる側としては少々ヒヤヒヤする。

 1曲目は「Magic Island」。
 今年の糸島市民まつりは志摩中央公園側のステージがなかったので、約1年と2週間ぶりにこの場所から可也山のほうへむけて捧げられる「Magic Island」を体感。
 さすが志摩の中央と呼ばれるだけあって、糸島賛歌を発信するのにこれ以上の土地はない・・・ってどこで聴いてもサイコーなんですけどね!
 でもこの環境で聴く「Magic Island」にはナニモノにも代え難い瑞々しさがあった。好きだなあ。

 続いてLinQさんの「なう。」(あさきちゃんの「なう!」かわいかったなあ)、からの「カロリーなんて」では1番であさきちゃんとあんぬちゃんのキレッキレツインターボがフロントラインにて大活躍、2番ではひびきちゃんとれなちゃんにバトンタッチしてこんどはキュートなアプローチで攻めてくるという編制に、とにかく参った!


 ジャン!ときたらお次は"私たちのお友達"いとゴンが登場。
 現在「ゆるキャラグランプリ2014」エントリー中(清き一票を!毎日投票できるんだって!)の彼は昨日に引き続いてピンクのLovit's!はっぴを着用し(さすがお友達!)、どさくさにまぎれてなるなるの手を握ってたりしていたが(見逃さないゾ!)、そんなアイツでも高いステージに立ってるところをみると「お調子がすぎて落っこちたりしないかしら」とか心配になっちゃったりもするさ。まあ・・・落ちてもボヨンと跳ねて無傷っぽそうな気配はあるが。
 それなりの広さの舞台でないと実現しない「いとゴンセンター」Versionの「いとゴンのシマ」フルメンバー仕様も久々で、これまたデラックスな見応えがありました。
 帰り際、いとゴンがひびきちゃんにまたオイタをしていったような気がするんですが、幻でしょうか。




   いとゴンを見送ったあとは「いとくると」(あみちゃんが卒業して「いといと」&「くるくる」がおなじ人数で割り切れるようになったが、まだこちらの心情としては僅かに割り切れないところあり)、そして最後は「Shing Star」。
 10人のメンバーが振りまわすタオルと、はためく「商工会スタジアム」のノボリが「糸島の風」を感じさせ、なんともすごい「お祭り」感。これが糸島か!
 実に勇壮で「スタジアム」公演のトリにふさわしい圧巻のパフォーマンスでした。

 本日よりLovit's!グッヅに「クッキー詰め合わせ」が登場。
 原材料のうち小麦粉、卵、塩は全て糸島産であり、このへんの心遣いが実に(あまりこの呼称は好きじゃないが)ローカルアイドルの真骨頂といった感じで頼もしい。
 以前リリースされた、やはりメイド・イン・イトシマにこだわったハーブ・フレグランスを見たとき「こういうのってある程度のポジションにいるアーティストがつくるやつだよなァ」と感心した覚えがあるのだが(香水をつくったアーティストでパッと思いつくのはジェニファー・ロペスとかレディ・ガガとかテイラー・スウィフトとか、そういうクラスのお歴々だ)、クッキーもまたそこそこの位置にいるひとがコンサートグッズとしてだすもので(個人的には過去にユーミンと浜崎あゆみのクッキーを頂いたことがある)、小規模ながら地域のものにこだわってつくったグッズが、得てしてセレブがつくるソレに近づく、ってのもなかなか愉快な現象である。
 んでまた、言い切っちゃうけど、ユーミンと浜崎あゆみのやつよりおいしかったんですよ。しかもひとふくろ150円とお買い得、ロゴ入り。3周したった。

 さてこれでおしまい、撤収!
 と、思いきや、なんともうちょいしてからブック破りの第二部(進行表にも載ってない)をやってくださるそうで、ありがたいありがたいと座して待つ。

 第二部の前に「まむしの湯プレゼンツ・糸島サイダー早飲み大会」が開催され、そこに我らがLovit's!からなるなるとあんぬちゃんのうさぎ姉妹が果敢にもエントリーする一幕があった。
 子供の部の挑戦でいいんじゃないか、というこちらの心配をはねのけるように意気揚々と大人の部に参加したうさぎ姉妹。並び立つ挑戦者たちのなかで、ただこのふたりだけが商品を掲げてアピールすることを忘れず、この時点で優勝は決定!・・・と思ったが、対抗馬の、糸島で有名なクマのコサンタさん(でいいのかな)が猛獣の喉をもってして一番に飲み干す大番狂わせが発生する。
 人間と熊だからそこは部門別にすべきだ!とか、優勝者インタビューに応じられないキャラクターが参加するんじゃないよ!とか、そもそも大人げないぞ!Lovit's!のことだからこんなに言うんだぞ!とか、コブシをふりあげ抗議の声をあげたかったがそれもまた逆に大人げない。
 しかし大人気ないことを承知で言わせてもらうと、なるなるとあんぬちゃんが糸島サイダーを飲む姿をみて「ああ、俺も飲みたい!」「まむし温泉にいきたい!」と痛感させられたので、大会の趣旨としては思わせたもん勝ち、つまりうさぎ姉妹の優勝といっていいだろう。やったよ!Lovit's!がブッチギリで優勝だ!


   ・・・14時30分。セカンドステージのはじまりはじまり。
 まずは「ゲラゲラポー」にのって登壇したLovit's!にまじって、あら、またコサンタさんがいる。というわけで「ようかい体操第一」。
 昨日の「平原王墓まつり」のいとゴンに比べたらコサンタさんもまだまだだな、と挙動を厳しくチェック・・・いや、そこまで敵対視せんでも。
 サイドに子供たちが集まって一緒に踊るのはもはやおなじみの光景。ほのぼーの。


    からの。
 本日二度目のLovit's Themeにのって・・・あれ、いつもなら手を叩いてメンバーが勢いよく飛びだしてくるところ、誰一人として出てこないぞ。
 なにか思惑を漂わせながらソデで待機するメンバーをワクワクしながら眺めていると・・・おおー、久しぶりの「全力Everyday」で登場だ!

 「LinQさんのレパートリーはほぼ全部Lovit's!で初体験してきた」派なので、今年5月のヤマメ祭りで初めて"糸島卸し"されたこの曲を聴いたとき「あれっ新曲?」と思ってしまったのはナイショだ。再演はその月の軽トラ市公演以来でしょうか。三期生が入ってからやるのは確か初めてのハズ。
 オリジネイターたちによるパフォーマンスは先日「ウェッサイ!!ガッサイ!!」のリリースイベント@ベストホールでQtyの方々が歌っているところを観て、「おおー、これが本家のピッチング!」と感嘆済みだが、糸島っこのピッチングも負けてはいない。
 糸島っこといえば「ウェッサイ!!ガッサイ!!」のリリースイベント@ベストホールではあみちゃんのお姉さん〜元Lovit's!でもある〜木村早紀さんが間奏のセリフを、オリジナルでは「気ぃ強そう気ぃ強そうて、アンタ九州の女はみんな気ぃ強い思っとっちゃろー」というところ、「アンタ糸島の女はみんな〜」に変えてシャウトしていらして、いたく感動した。
 いつかLovit's!バージョンの「ウェッサイ!!ガッサイ!!」も聴いてみたいものだ。


 このところ起きているのか寝ているのかよくわからない生活をしている身ゆえ、「チャイムが終われば」におけるあさきちゃんキレのいい寝覚めが羨ましくてしょうがない。
 最後は「for you」。最近ようやく「for you」の重みというのがわかってきたので、この曲をオーラスに持ってきたのも非常に納得いくところでした。
 以上で全9曲。

 味覚の「糸島一気喰い!」も去ることながら、Lovit's!のステージもフルに五感にヒットする「糸島一気喰い!」みたいな感じ(クッキー含め)で、今日も今日とて糸島魂、ありがとうございました!
 来年は朝ごはんを抜いて来ようと思います!



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